モノコックバスにのめりこんでしまった私は、長野駅に向かいました。
目標は、
1.川中島バス「メモリアルバス1号」(いすゞ K-CQA500)・・・川中島バス創立80周年を記念して、1970年代のカラーリングに塗装しなおされたモノコックバスです。ちなみに1980年代のカラーリングに塗装しなおされたメモリアルバス2号(三菱 U-MP218K)もあります。
2.長電バス「リフトつきモノコックバス」(日野 K-RC301)・・・モノコック車にリフトをつけた面白い組み合わせのバスです。多分乗降性の良くない旧年式車が選ばれたのかなと勝手に推測しています。
朝一番の長野新幹線に乗りました。トンネルを抜けるたびに雪が多くなり、不安な気持ちになりながら長野駅に到着しました。雪景色の駅前ロータリーを見渡していると、
早速やって来ました。雪にも負けず元気に走っていました。この当時のいすゞ車は、おとなしいスタイルに見えます。
第一目標を早速クリアできてしまったのですが、他に気になる車両を撮影してみました。
いすゞ P-LV314K。懐かしいリヤスタイルのキュービックです。
リヤウインドー周りが凹んだ形になっています。古いタイプのキュービックなのでしょうか、よ〜く見てみるとリベットが多く見えました。
日野 P-RJ172BA。こちらは長電バスです。丸型2灯のヘッドライトが独特です。
こちらは川中島バスの「メモリアルバス2号」です。
「メモリアルバス1号」は撮影中何度か見ることができました。良く見ると、塗装が錆びで浮き上がっている所が何箇所かあり、少しくたびれているように見えました。しかし雪の中でも、とても力強く走っていて、古さを感じさせませんでした。
雪にも関わらず、ここまで順調に撮影できましたが、第二目標である、「リフトつきモノコックバス」が現れません。調べておいた時刻に来たのは、リフトつきではなくスロープ板つきの車両でした。
このまま帰るわけにはいかないので、このバスに乗り込み、長電バスの車庫に向かいました。
いました。いました。車庫近くの敷地に停まっていました。本日は運行されていなかった模様。当時の日野のバスは、ヘッドライトが特徴的です。あと、安全窓らしきものがついていました。
改造でリフトをつけた車両ですが、「メモリアルバス1号」と同様、塗装が錆びで浮き上がっていて、やはりくたびれいているように見えました。ふと気が付いたのですが、なぜか側最後部は固定窓で、独特な窓配置です。戸袋ようにも見えます。調べてみたら、改造前は前後引扉車だったようです。大規模な改造をしたようです。
車検は平成18年3月まで残っているようでした。今後の動向が気になります。この車両が運行されている平日を狙って会社を休んできたのに、走行シーンが撮影できなくて残念。
川中島バス妙高高原営業所にモノコック車がいるという情報を入手していたので足を伸ばして妙高高原に行ってみましたが、いたのはキュービック2台とマイクロバス1台のみでした。残念。
妙高高原に到着する上り列車は、大雪の影響でダイヤが約1時間遅れていましたが、なんとか家に帰ることができました。今日は、とても無謀な行動をとってしまいましたが、充実した1日でした。
以上